【妊婦と新型コロナウイルス】妊娠中の新型コロナ感染が不安な方へ|胎児への影響・出産前の備えをやさしく解説

妊婦さんと新型コロナウイルス感染症|赤ちゃんへの影響や出産時の注意点は?

Q:現在妊娠6カ月です。新型コロナウイルスに感染すると、赤ちゃんへの影響はありますか?
(32歳・女性よりご相談)

新型コロナウイルス感染症は、世界中で流行が続く新しい感染症であり、妊婦さんにとっても不安の多い話題のひとつです。感染者の約85%は無症状〜軽症ですが、約15%が重症化し、1〜2%は死亡するリスクもあるとされています。

妊婦と感染症リスク

妊娠中にインフルエンザにかかると重症化しやすいことはよく知られていますが、新型コロナウイルスについてはまだ研究途上です。現時点で、妊婦が感染した場合の胎児への明確な影響は報告されていませんが、重症化して酸素吸入が必要になると、胎児への影響が出る可能性は否定できません。

妊婦のPCR検査体制と出産時の注意点

岡山県では、妊娠35〜36週の妊婦さんを対象にPCR検査費用を助成する制度が開始されています。今後は他の地域でも同様の体制が整うと考えられます。

また、妊婦さんが感染している場合、出産可能な病院が限られることもあります。そのため、発熱などの症状が出た際に対応してもらえる医療機関を、あらかじめ確認しておくと安心です。岡山県内では現在、約350カ所の発熱外来があります。

不安なときは、早めにかかりつけ医に相談を

妊娠中は感染症への抵抗力が落ちていることもあり、自己判断せず、早めに相談することが大切です。感染対策とともに、正しい知識をもって冷静に対応していきましょう。

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