[子宮頸がんワクチン]13歳の娘がいます。子宮頸がんのワクチンの接種を受けた方が良いのでしょうか。(43歳・女性)

 厚労省が子宮頸がんワクチン接種の積極的な勧奨を
来年にも再開することを決めました。
 子宮頸がんワクチンは子宮頸がんの原因となる
ヒトパピローマウイルス(HPV)感染などを防ぐ目的で接種します。HPVは性行為での感染が多く、その前に打っておくことが大切です。
 現時点で公費で接種できるのは小学6年から高校1年生。
16・18型HPVに対する「サーバリックス」(2価)、
6・11・16・18型HPV、尖圭コンジローマなどに対する
「ガーダジル」(4価)の2種類です。2価ワクチンは
初回から1カ月後、半年後、4価ワクチンは初回から2カ月後、
半年後と、いずれも3回接種。どちらを打つかは接種時
に医師との相談になります。
海外では「シルガード9」(9価)が主流。日本でも自費で打てます。
 ワクチンで子宮頸がんが必ず防げるわけではないので、
定期的な検診も忘れてはいけません。
また、接種後の痛みなど副作用が心配な方は、
事前に医師とよく相談しておきましょう。