[乳がん検診]乳がん検診を受けようと思っているのですが、マンモグラフィーは痛いと聞いて不安です。(42 歳・女性)

 乳がん検診は、マンモグラフィー、超音波、視触診などの種類があります。
マンモグラフィーは、乳房を挟むので痛みを生じやすく、
それによって検査を敬遠する人も少なくありません。
 若い世代などでは、デンスブレスト(高濃度乳房)といって乳腺が多く、
全体的に真っ白に写し出され、病変の発見が分かりにくい場合があります。
超音波やМRIは痛みもなくはっきりと写り、
腫瘍が見つかった時も大きさや弾性(硬さ)などをある程度推定できます。
いずれにしろ、しこりが確認される場合は
細胞診や組織診を行い、詳しく調べていきます。
 がんは1年で大きくなります。日々、乳房などを触りながら、
しこりがないか自己検診をすることが大切ですが、
定期的に病院でしっかり診てもらうことで
早期発見につながります。
 また、身内に乳がんや卵巣がんにかかった人がいる場合は、
「遺伝性乳がん卵巣がん症候群」のリスクも高まるので、
若くても積極的に検診を受けることを勧めます。