[さい帯血バンク] という言葉をよく耳にし ます。さい帯血はどうい うもので、どんな役割を しているのでしょうか。 ( 32 歳・主婦)

さい帯血とは、胎盤とへその緒に含まれている血液のこと。
その中には「幹細胞」という、骨や筋肉、心臓、脳、神経、
臍(さい)帯血赤血球や白血球など、体のさまざまな〝素〟
になる細胞が含まれています。
 白血病などの重い病気の治療に役立てられているほか、
近年、脳性小児まひや自閉症(再生医療)、1型糖尿病に対し
ての臨床研究も進み、注目されています。
 さい帯血は出産後、ほんの数分間しか採取できない
貴重な血液。お産のときに採取して、国の許可を受けた施設で
48時間以内に幹細胞の分離作業が行われます。その後、
マイナス約190℃のタンクで保管。民間の採血バンクは
赤ちゃん本人のために保存され(有料)、治療に必要になった
時に病院まで届けられます。もしもの時、ドナーを
待たなくてもよいので、早期治療が可能になります。
公的採血バンクへの保存は寄付となり、白血病などの
患者の治療に使われます。採血できる施設は決まっている
ので、費用などは、掛かりつけの産科に確認を。