Q.婦人科の診察で子宮後屈だと言われて気になりました。これは病気ですか。(34歳・主婦)
子宮後屈って病気なの?それとも体質?
子宮は通常、前方(恥骨側)に傾いている「子宮前屈」の方が多く、8〜9割がこのタイプと言われています。
一方、背中側に傾いた状態を「子宮後屈」と呼び、全体の1〜2割ほどの人が該当します。
以前は「病気」とみなされることもありましたが、現在では正常の範囲内の体質として扱われており、症状がなければ基本的に治療は必要ありません。
🔍 子宮後屈かどうかはどうやってわかる?
子宮の向きは、婦人科での内診や超音波検査で確認できます。
自覚症状がない人も多く、妊娠中の検査や婦人科検診で初めて知るというケースも少なくありません。
⚠️ こんなときは注意が必要!
子宮後屈が病気のサインである場合もあります。たとえば、子宮内膜症などにより骨盤内で癒着が起こり、子宮が引っ張られて後屈になることも。
その場合、生理痛がひどい、性交痛がある、経血量が多いなどの症状が出る可能性があります。
原因として考えられる例:
・子宮内膜症
・性感染症による炎症や癒着
・過去の手術による後遺症
👩⚕️ 気になる症状があれば婦人科へ
子宮後屈自体は病気ではありませんが、関連する婦人科疾患が隠れていることもあります。以下のような症状がある方は、一度ご相談ください。
・生理痛が以前より強くなった
・月経の出血量が増えた
・性交痛や骨盤の違和感がある
子宮後屈を正しく理解し、必要に応じて検査を受けることで、将来の不安も軽くなります。婦人科での相談は少し勇気がいるかもしれませんが、気になることがあれば早めにご相談ください。
婦人科での相談は少し勇気がいるかもしれませんが、気になることがあれば早めにご相談ください。
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