【PMSとPMDD】月経前にイライラ・不安…それPMSかも?岡山の産婦人科が治療法を紹介

👧生理前になると、気分的な落ち込みが激しくなります。どんな対処法がありますか。(33歳・女性)

👨‍⚕️ピルや漢方、精神安定剤など様々な対象法があります。

PMS(月経前症候群)・PMDD(月経前不快気分障害)とは?

PMS(月経前症候群)は、月経の3〜10日前から始まる、精神的または身体的不調のことを指します。主な症状には、イライラ、不安感、落ち込み、集中力の低下、頭痛、胸の張り、むくみなどがあります。月経が始まると次第に軽くなり、月経終了とともに治まるのが特徴です。

その中でも、特に精神的な症状(気分の落ち込み・イライラ・不安など)が強く出て、日常生活や人間関係に支障が出る場合は、PMDD(月経前不快気分障害)の可能性があります。

治療方法・対処法について

PMSやPMDDの治療には、体質や症状に応じて以下のような方法があります:

  • 漢方薬:体質改善を目的とした処方で、心身のバランスを整えます。
  • 精神安定剤:強い精神的症状がある場合に短期的に使用されることがあります。
  • ピル(低用量ピル):ホルモンバランスを調整することで、症状を緩和する効果が期待できます。
  • エクオール:大豆イソフラボン由来の成分で、ホルモン様作用があり、PMS症状の軽減が報告されています。

ただし、喫煙されている方がピルを服用する場合は、血栓症のリスクが高まるため、医師による適切な判断が必要です。

自己判断は禁物です

PMSやPMDDは、症状の現れ方や程度に個人差が大きいため、自己判断で市販薬などに頼らず、まずは婦人科など専門医に相談することが大切です。

また、月経周期とは関係なく常に精神的な不調がある場合は、別の原因が考えられるため、対応や治療も異なります。

当院では、女性のホルモンバランスに関するご相談を幅広く受け付けています。少しでも「つらいな」と感じたら、我慢せずお気軽にご相談ください。

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