[不妊症と漢方] 37歳で結婚し現 在、妊活中です。今年、人工授精をしましたが、子どもを授かることはできませんでした。諦めた方がよいのでしょうか。 ( 40 歳・主婦)

 不妊治療にはタイミング法、人工授精、体外受精、
顕微授精…と、さまざまな方法がありますが、必ずしも
子どもを授かれるわけではありません。多額の費用のため
に諦めてしまう人も多数います。
 一般的に43歳を超えると妊娠率は非常に低くなり、流産
率が高くなるといわれています。43歳を過ぎると、積極的
に体外受精をしない医師もいます。
 婦人科では、血の巡りが骨盤の中で滞る「瘀血(おけつ)」
が、ひどい生理痛を引き起こしたり、着床障害などの不妊の原
因として挙げられ、漢方薬で体質改善を図る人も少なくありま
せん。 
 このようなケースでは主に当帰芍薬散(とうきしゃくやく
さん)、温経湯(うんけいとう)、温清飲(うんせいいん)、
加味逍遙散(かみしょうようさん)などがよく使われます。
実際に、40歳を過ぎても漢方と不妊治療を併用して、妊娠した
方もいます。諦めないことが大切です。

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