[乳がん検診] 先日、親せきの人から検診で乳がんが見つかったと聞きました。テレビでも乳がんの話をよく耳にするようになり、私も検診に行った方がよいのかなと思っています。(38歳・主婦)

先日、当院で不妊治療を受けている35歳の患者さんが、胸に違和感があると訴え、検査してみると乳がんでした。
乳がんの検診法は、視触診、マンモグラフィー(レントゲン)、エコー検査(超音波)があります。 マンモグラフィーだと、50歳以下の人は乳腺が白く映る「高濃度乳腺」により、腫瘤(しゅりゅう=しこり)が見つけにくいケースも多いのです。よって、若い世代では、超音波を当てて反射・影を見るエコー検査を受ける人が多いのです。しこりがあっても必ずしも乳がんではなく、線維腺腫の場合もあります。視触診だけでは判断しにくいですが、エコー検査だと分かりやすいのでセットで受けると良いでしょう。
身内に乳がん患者がいる人は、発症リスクが高く、また、若い人は発症すると、急激に進行することもあります。 早期発見のためにも、定期的に検診を受けておくと安心ですね。岡山市のがん検診・特定健診の受診期間は12月29日(木)までです。まだの人はお早めに。